toritorizokuの日記

野鳥やテニスなどの趣味

孤高の鳥 イソヒヨドリ

孤高の鳥 イソヒヨドリ

 

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家族のイメージイラスト

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イソヒヨドリ(英名:Blue Rock 学名:Thrush Monticola solitarius)
スズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ

駅の近くで「イソヒヨドリ 」の雌を見つけました。
「ヒヨピーチョイチーツツピ」「ピーツツピーピー」
「ピュルピュルピピーポー」などと囀り。
地鳴きは「ヒッヒッ」、「グッグッ」と鳴くようです。
実際に、囀る声は美しく聞き惚れてしまいます。

数日後の会社出勤、駅のプラットフォームの定位置に着いたら
何やら美しく囀る声が聞こえました。
上を見上げると、雌と子供が2羽いるではありませんか。
雄は見当たりませんでした。
憂鬱な朝のひと時を美声が楽しませてくれました。

この時、何で雄がいないのか、ちょっと引っかかっていたのですが
ググってみると、「イソヒヨドリ」の変わった子育てにあるようです。
以下、その内容ですが
雛が自分で飛べるようになる巣立ち後はクラス分けされて、
父親が給餌する雛と母親が給餌する雛、
それぞれが二羽から三羽ほどを受け持つ
「ヒナ分け」と呼ばれる行動をするらしいのです。
自分が受け持ちでない雛に対しては一切面倒を見なくなるとありました。

あれ以来、姿をみる事が無くなった「イソヒヨドリ 」。
巣立ち後、父親側、母親側の子供達が再会することはあるのでしょうか?
それとも、血が濃くなるのを避けるためのヒナ分けなのでしょうか?

学名のMonticola solitariusとは、山の孤独な者といった意味で、
ユーラシア大陸の広域に分布する亜種は、
標高2000~4000mの高山地帯に単独生活をする鳥として知られているそうです。

人を怖がらないのか、孤高を貫くような様が凛々しいイソヒヨドリ」。
日本では街中で見る事が出来るようになりましたが、
また、どこかでお目にかかれるでしょうか。

END