鳥の肺
何千メートルもの高い上空を飛ぶ渡り鳥もいるとのことですが、
酸素が薄い中で飛び続けることができるのは凄すぎます。
どうしてそんな事ができるのか不思議ですね。
鳥の肺は人とは違う構造をしているらしいのです。
肺は小さいのですが、肺の前後に気のうという袋がポンプの役割をして
効率良く酸素を取り入れ、二酸化炭素を出すことが出来る凄い肺らしいのです。
空気を吸う:気管から後気のうに空気が送られ、そして肺に空気が送られます。肺で酸素を取り入れ、交換された二酸化炭素を前気のうに送ります。(前気のうに二酸化炭素が溜まります)
空気を吐く:後気のうが収縮して、残っていた空気が肺に送られ、肺でまた酸素を取り入れ、交換された二酸化炭素を前気のうに送りだし、空気を吸う時に出来た二酸化炭素と一緒に気管を通り外部に排出されます。
つまり、新鮮な空気が後気のうから一方向に流れ、
空気を吸っても、吐いても酸素を吸収できる仕組みなのだそうです。
肺の中で、人のように新しい空気と古い空気が混ざらないのです。
また、鳥は汗をかかないので運動して体内に溜まった熱を防ぐために、
体内の各所にある気のうに外気を送って体温調整をしているとのことです。
鳥の肺、恐るべし。
END