toritorizokuの日記

野鳥やテニスなどの趣味

どこにいるのか?うぐいす

どこにいるのか?うぐいす

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家族のイメージイラスト

ホーホケキョ、近くの川岸を散歩していると「うぐいす」のさえずりが、あちらこちらで聞こえてきます。日本三鳴鳥だけあってその美しい声に聞き惚れてしまいます。この川沿いには桜の木が咲き誇って奇麗ですが、人通りもあり、藪の中に隠れていてその姿を見ることがなかなかできません。桜と「うぐいす」が一緒に撮影できたらいいなと漠然と思いながら散歩していました。そう言えば、「うぐいす」の姿を実際見たことが有るような無いような。さえずる所は無いよなと思いつつ、声のする方を見ますが全く姿を確認できません。いつか出会うことを祈って今日の散歩は終了。

 

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「うぐいす」は、人の気配が無い時に藪から出てきて木の枝に止まるようでした。近づくと、直ぐに藪に飛んで隠れてしまいます。なんて警戒心が強いのでしょうか。遠くから狙うしかありません。今はテンカのお古の入門機一眼レフカメラだし、散歩時間の朝はちょうど逆光になってしまうので、条件はかなり悪そうです。

 

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曇天でしたが、「うぐいす」を撮影できるチャンスが巡ってきました。木の枝が交差してオートフォーカスではピントが合いません。マニュアルフォーカスにチェンジして露出を調整。初めて見ました。喉をぐっと伸ばすことで、喉の毛並みが乱れ、体全身で力一杯さえずっています。感動でした。綺麗に撮影できるといいのですが、この距離ではなんとも致し方ない。カメラが良くないのも、ストレスになるんだな~と思いながらシャッターを切ります。今日の散歩撮影は終了です。

 

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「うぐいす」は、辺りを見回してからさえずり始めました。木の真ん中から徐々に木の頂上にに向かってひょいひょいと身軽に移動してはさえずり、木の頂上に到着。この位置では下から見上げる格好なので、腹しか撮れません。気持ちよさそうに天に向かって鳴いています。ファインダーから覗く姿は濃いシルエット、天を仰ぐ感じでお手上げ状態、またの機会を待つしかなさそうです。

 

声が近づいてきました。「うぐいす」です。桜の木に身を隠しながら、見つからないようにそっと近づきました。何とか撮影できそうな距離です。飛び立つ前にピントを合わせて、シャッターを切りました。警戒心が強いのに、見つかるように鳴く不思議な鳥。それでいてすぐに逃げては、また鳴いている。いつかドアップで撮影してみたいものです。いいカメラを買わないとだめかもしれませんが。

 

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 何度か「うぐいす」を撮影することができましたが、今年、桜の「うぐいす」は撮れませんでした。派手な鳴き声の割には、とても地味な色の「うぐいす」。桜が散ってもまだ鳴いています。何故か物悲しく聞こえてしますのは私だけでしょうか。鳥の撮影を始めるまでは、この藪の中に「うぐいす」がずっと居座っているなど露ほども知りませんでした。今は4月半ば、いつまで鳴きつづけるのか、一年を通してうぐいすと出会えるのか観察です。

 

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凛としたスタイル、細い脚、身軽な動作。粗野で地味であまり目立たない「うぐいす」。でも、声は美しく、そのギャップに魅了されてしましました。次の春が待ち遠しくなります。 END

 

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その他の写真(トリミング、色調整)

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